3学会合同呼吸療法認定士の講習会受講者の感想

呼吸療法認定士講習会

目次

先日の8月25日からの約1週間、3学会合同呼吸療法認定士試験を受験するために絶対に受講しなければならない3学会合同呼吸療法認定士指定講習会が品川プリンスホテルにて開催されました

私も以前呼吸療法認定士試験を受験する時に受講しましたが、2日間缶詰での座学なので、とてもしんどかった経験があります

皆さんも日頃は院内・病棟内での立ち仕事?が多いと思いますので、なかなか座学で講義を受ける機会がなく、ちょっとしんどかったという人も多かったのではないでしょうか

本日は、こんな3学会合同呼吸療法認定士指定講習会を受講したお客様から当社に寄せられた声を元に少しお話ししたいと思います

 

呼吸療法認定士指定講習会について

まず、3学会合同呼吸療法認定士指定講習会とは一体どのようなものなのだろうか?というところからお話しいたします。

3学会合同呼吸療法認定士指定講習会とは一言でいうと、呼吸療法認定士試験を受験するための必須講座です。

つまりこの講習会を受講しないと試験自体を受験することができません。受講することにより受験資格が得られます

この講習会の受講資格は、認定委員会が認定している学会や講習会などに出席して、12.5点以上の点数を取得している人で、次の免許および実務経験年数がある人が受講できます

  • 臨床工学技士:経験2年以上
  • 看護師 :経験2年以上
  • 准看護師 :経験3年以上
  • 理学療法士 :経験2年以上
  • 作業療法士 :経験2年以上

ちなみに認定委員会が認定している学会や講習会は下記のページを参照ください

https://www.jaame.or.jp/koushuu/kokyu/k_kokyuu_2.html

講義内容です

  • 血液ガスの解釈
  • 呼吸機能とその検査法
  • 呼吸不全の病態と管理
  • 呼吸リハビリテーション
  • 酸素療法
  • 人工呼吸器の基本構造と保守および医療ガス
  • 気道確保と人工呼吸
  • NPPVとその管理法
  • 開胸・開腹手術後の肺合併症
  • 小児の呼吸管理
  • 人工呼吸中のモニタ
  • 呼吸不全における全身管理

これらの内容を2日間みっちりと行います

日程は、

2日ごとにA〜Dの4班に分かれて、A班から順に受講して行きます

ちなみに2017年度は8月25日〜9月1日までの計8日間開催されました

受講免除について

この講習会は基本的に受験者全員が受講する必要がありますが、1つだけ特例があります

それは、過去に認定講習会を受講済みの場合は、受験する年(今年)を含めて3年は講習会を受講しなくても受験資格が与えられます

つまり、以前受験に落ちてしまった人や、何らかの都合で受験をすることが出来なかった人たちが対象となります

例を挙げると

第20回(2015年)に講習会を受講している人は、第21回(2016年)の認定試験と、第22回(2017年)認定試験は講習会を受講せずに受験資格が与えられます

第21回(2016年)に講習会を受講している人は、第22回(2017年)の認定試験と、第23回(2018年)認定試験は講習会を受講せずに受験資格が与えられます

ですので、万が一今年受験に失敗したまたは、受験することが出来なかった場合でもこの経過措置があるのでちょっと安心ですね

呼吸療法認定士指定講習会受講者の感想など

それでは当社に寄せられた今年の講習会の感想をいくつがご紹介いたします

内容が難しかった

やはり、内容が難しかったという意見がかなりありました

職種によって得意不得意の分野がありますので、看護師なら臨床工学技士分野の人工呼吸器の基本構造と保守についてなど

臨床工学技士なら、病態管理や呼吸リハビリテーションの分野などがやはり専門外ということもあって特に難しかったと思われます

また、講師によっても教え方がとても上手な講師もいれば、公式テキストをただ読み上げている講師や、試験の内容とちょっとずれた話をしている講師など様々な人が講師として携わっています

公式テキストには、普段なじみの薄い単語や専門用語も多数出てくるので、テキストをただ読み上げている方の授業などでは、理解もしにくいし、眠たくなるなど辛い時間となります・・・

講義のスピードが早くて、ついていくのに苦労した

講義の内容が早くて、ついていくのに苦労したなどの意見も寄せられています

講義自体は2日間缶詰状態で行われますが、何と言っても呼吸療法認定士の試験範囲は公式テキストを見てもわかるように、とても広範囲に及んでいます

ですので、このボリュームを2日間で終わらせようとするのですから、当然講義のスピードも速くなってしまいがちです

20000円も講習会費を払っているのにと思われる方もいらっしゃると思いますが、運営局が決めていることなの仕方ないです

やはり、わからない内容が多いと、受講中もちょっと辛いものがありますので、受講前にeラーニングや問題集などである程度予習しておくことも必要なようです

その他の感想

その他の感想としては

冷房が効いているため、羽織るものが必要な場合がある

トイレがよく混んで困った

コンビニが混んでるので、昼食は事前に準備しておいたほうがいい

などの意見がございましたのでご紹介いたします

呼吸療法認定士指定講習会を乗り切るために

実際の受験者の声からもわかるように、講義内容が難しく、講義スピードが早いため事前の予習をしておくことで講習会を有意義な時間にすることができます

自分の専門分野の内容・得意な内容は、日頃臨床で携わっている内容も結構多いと思いますので、頭にもすんなり入ってきて楽しい時間を過ごすことができると思いますが、苦手な分野はそうはいきません。

特に、各職種別や、個人的に苦手なところを軽く目を通しておくだけでも全然違います。

また、寒がりの人は何か羽織るものを1枚持っておくとか、混みそうなところは避けて、別のフロアのトイレを事前にチェックしておくなど

各個人に合わせて対策を立てておく必要があります

せっかく東京まで足を運ぶのですから、その時間を有意義な時間にしたいものですね

そしてこの講習会が終わってからが試験勉強の本番です。悔いの残らないように精一杯頑張りましょう

 

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