糖尿病を確定診断するときの基準について

糖尿病を確定診断するときの基準について

糖尿病を確定診断するときの基準について!

 

病気の治療は検査データから診断が確定され、それから始まります。例えば癌の場合、健康診断などのレントゲンやエコーのデータから疑わしい部位が発見されます。直ちに疑わしい部位の再検査が実施され、悪性がんであることが確定してから治療が始まります。

 

この流れは糖尿病でも変わらず、健康診断などの採血の結果から空腹時血糖やHbA1cの異常が見つかり治療が開始されます。このときに重要なことは、糖尿病と診断するための検査項目と数値です。ただし、医学の進歩により新しい検査項目が加わったり数値の見直しがあります。常日頃から情報収集するように心がけましょう。

 

ここでは糖尿病診療ガイドライン2019年度に記載されている診断の流れについて説明します。

 

糖尿病を診断するための3パターンを知る

①糖尿病型を2回確認すること(1回は必ず血糖値で確認すること)

この項目で重要なことは下記に示す糖尿病型を、別の日に検査し2回以上認められたときに糖尿病と診断することです。ただしHbA1cだけの検査は不可であり、必ず2回のうち1回は血糖値で確認することです。

 

また同一の採血で血糖値とHbA1cが糖尿病型と判断できれば、1回の検査で糖尿病として診断できます。

 

糖尿病型とは下記のいずれかが該当した場合

・空腹時血糖≧126mg/dL

・ブドウ糖負荷試験2時間値≧200mg/dL

・随時血糖≧200mg/dL

・HbA1c≧6.5%

 

②糖尿病型(血糖値に限る)を1回確認+慢性高血糖症状の存在

血糖値が糖尿病型に、糖尿病の典型的な症状である口渇・多尿、多飲・体重減少がある場合又は糖尿病網膜症が確実である場合のいずれかが併発していれば、1回の検査で糖尿病として判断できます。

 

 

③過去に「糖尿病」と診断された証拠がある

現在、糖尿病型のいずれかにおいて基準値以下であっても、過去に糖尿病の診断を受けている患者は糖尿病と判断します。それは1度糖尿病と診断された患者はインスリンの分泌が弱くなり完治することがないからです。また治療で糖尿病型の数値が下がっていることがあるからです

 

医療現場では正常型・境界型・糖尿病型の血糖値も重要

糖尿病の治療において血糖値による正常型・境界型・糖尿病の判別は、予備群を判断するために重要と考えられています。

 

そのなかで正常型であってもブドウ糖負荷試験の結果が180mg/dLの場合、糖尿病になる可能性が高く境界型と同じ経過処置が必要となってきます。また空腹時血糖が100〜109mg/dLの正常型は、正常高値と言われブドウ糖負荷試験を行うことが勧められています。

 

 

 

参考URL http://www.fa.kyorin.co.jp/jds/uploads/image/jds_guide_2018-2019_01.jpg

 

まとめ 糖尿病の診断には血糖値が重要である

糖尿病診療ガイドライン2019年版の糖尿病の診断基準で重要視されているのは血糖値です。これはいまのインスリンの状態を知ることで、すでに糖尿病に罹っている人の判別、これから糖尿病に罹る可能性がある予備群への対応もできるのです。現在、日本の糖尿病は予備群を含めて2000万人と言われています。今後、この予備群が糖尿病に罹らないことが重要ではないでしょうか。

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