2019年世界糖尿病デーのテーマはサルコペニア!患者の意識向上へ繋がるのか

毎年11月14日は世界糖尿病デー、毎回テーマが決められイベントや建物のブルーライトアップなどが全国で催されます。そして2019年度のテーマはサルコペニアです。現在、サルコペニアは糖尿病に大きく影響する病態として注目され、世界中で研究されています。ただし、多くの研究が行われても糖尿病患者やその家族への啓蒙活動が少なければ何の意味もありません。つまりサルコペニアへの啓蒙活動は糖尿病を専門とする医師と療養指導士の役割が重要なポイントとなっているのです。

世界糖尿病デーは市民に糖尿病を啓蒙する日

世界糖尿病デーにおいてライトアップされるブルーリングの意味をご存知ですか。ブルーリングのブルーは国連の旗色で自由と平和を表し果てしなく続く空のイメージ、リングは団結の意味を表します。つまり世界が一致団結して糖尿病と闘うことを意味しているのです。

では実際の医療現場ではどこまで浸透ができているのでしょうか。現在、健康診断などで糖尿病と診断された40代の50%は未治療と言われています。これでは早期発見・早期治療の糖尿病に対する治療が遅くなり、当然三大合併症の神経障害・網膜症・腎症へ進行する可能性が高くなります。せめて世界糖尿病デーのときだけでも、国連が促している市民への啓蒙活動として糖尿病患者だけでなく医療機関へ訪れる人たちへ、医療従事者が啓蒙しなくてはいけない日となるのです。

ところで世界糖尿病デーについてどこまで知識を持っていますか。世界糖尿病デーは、糖尿病が増え続けるなか、1991年にはじめてIDF(Iintermation Diabetes Federation:国際糖尿病連合)とWHO(World Health Organisation:世界保健機関)が定め、2006年には国連加盟国192カ国の全会一致により公式に認められ世界でも有数な疾患啓蒙日となったのです。そして疾患啓蒙日は、インスリンを発見し糖尿病治療に大きく貢献したカナダのバンティング教授の誕生日がもっとも相応しいと11月14に決定したのです。

ところが世界糖尿病デーを催しても糖尿病患者数は、世界人口の8.8%を占め4億人以上になっています。そして20年後には6億人以上になると言われ糖尿病の脅威に対する啓蒙活動は医療機関関係者が考えているよりもっと重要なことになっているのです。

世界糖尿病デーに『サルコペニア』を簡単に啓蒙できるかがポイントとなる

これまでの世界糖尿病デーのテーマは、2016年「糖尿病と眼」、2017年「女性と糖尿病」、2018年「糖尿病と家庭」であります。これは患者がテーマを聞いただけで何となく内容が分かり医療従事者も説明しやすいものでありました。ところが2019年のテーマは『サルコペニア』、この名称を聞いた患者はまた専門用語か「はいはい」と分かった返事をすれば良いと考えます。このとき糖尿病療養指導士ならどうしますか。
教科書通りに年を取ると骨格筋という体を動かす筋肉が衰えるから筋力が低下し体の機能が落ちると糖尿病も悪化すると患者に説明しますか。そこで提案として「筋肉を動かすには糖が必要、でも筋肉がなければ糖は体のなかで余ってしまう、だから糖尿病には悪い」と簡単に説明しては如何でしょうか。患者に医師や看護師の説明を理解させることが糖尿病治療の第1歩だからです。

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