呼吸療法認定士試験が不合格だった場合にするべき行動

目次

呼吸療法認定士試験の結果が発表される時期になりました。

みなさん、結果はいかがでしたか?

不合格だった方は、気持ちを切り替えて来年の試験に向けて、今日から行動していきましょう。

今回の記事では、試験結果が不合格で再受験を考えている方へ、呼吸療法認定士の難易度の確認や勉強方法の見直し方法など、私なりのアドバイスを説明していきます。

資格取得のメリット

・給料が上がる可能性がある

現時点では、呼吸療法認定士自体には診療報酬の加算などはありません。

しかし、病院によっては資格手当が付く場合があります。

そのような場合には、給料のアップを見込めるでしょう。

また、呼吸ケアチーム(RST)の一員となれば、基準を満たすことで診療報酬の加算があります。

・転職する際に有利になる

呼吸療法の知識は、急性期から慢性期まで必要となる機会は非常に多くあります。

したがって呼吸療法認定士は、呼吸療法の専門家として多くの病院で需要が高いのは間違いないでしょう。

今日、求人票に呼吸療法認定士募集と記載されている病院も多くみられます。

・呼吸療法の知識レベルを上げることができる

呼吸療法認定士は、呼吸療法を習熟し、呼吸管理を行うチームの一員を育成することを目的とした資格です。

試験勉強や講習会に参加する過程で呼吸療法に関心をもち、資格取得後もさらに深い知識を習得する機会が増えるでしょう。

 

これらのメリットがあるので、呼吸療法認定士の資格はやはり魅力的ですね。

呼吸療法認定士試験の合格率

 呼吸療法認定試験の直近の合格率は6~7割弱を推移しています。

看護師国家試験の合格率と比べると低めであり、3割以上の人が不合格になると考えると、難易度が高い試験だと思えます。

職種別に呼吸療法認定士試験の合格率を見てみると、

・臨床工学技士    :73.9%

・理学療法士       :71.1%

・作業療法士       :67.8%

・看護師              :65.1%

・准看護師           :45.5%

・全体                  :69.1%

第25回呼吸療法認定士試験

 

臨床工学技士や理学療法士が比較的高い合格率となっています。

臨床工学技士の合格率が高い理由として、人工呼吸器や酸素療法について精通していることが挙げられます。

呼吸療法認定士試験では、それらについて問題が多く出題されるため、得点を取りやすい傾向にあるのだと思います。

呼吸療法認定士試験が不合格だった理由

 再受験に向けて計画を立てる前に、なぜ不合格だったのか自己分析を行う必要があります。

よくある理由を項目ごとに説明しますので、チェックしていきましょう。

・試験勉強を始める時期が遅かった

試験勉強を始める時期は、人によってさまざまですが講習会テキストが届く7~8月ごろから始める方が多いと思います。

しかし、それでは9月頃に受講しなければならない認定講習会まで1カ月程度しかありません。

呼吸療法認定士は試験範囲が非常に広く、講習会テキストも分厚く(500ページ程度)、さらに内容も難解なため1カ月で全て勉強するのは不可能でしょう。

この状態で認定講習会を受講しても、全く知識を深められません。

そして、その1、2か月後には本試験があります。

よって、講習会テキストが届いてから始めても、遅いことが分かりますね。

 

・わかりやすい問題集で勉強を行えていなかった

前の項目でも説明しましたが、呼吸療法認定士試験は範囲が広く、内容も難しいです。

講習会テキストを読むだけでは、とても全部暗記できません。本が分厚いため時間もかなりかかります。

よって、問題集を購入し、何周も繰り返し解くことが主な勉強方法になるでしょう。

しかし、問題集によって『解説のわかりやすさ』『問題数の量』などさまざまな違いあります。

後に説明しますが、『解説の分かりやすさ』は、特に優先するべき特長となるでしょう。

皆さんが使用していた問題集はどうでしたか?

・十分な勉強時間を確保できなかった

呼吸療法認定士試験を受ける方は、仕事の合間などに時間を作って勉強している方が多いと思います。

当然、計画どおりに毎日勉強をできる人はなかなかいません。

このような状況では、隙間時間に自分なりに工夫して勉強することがポイントとなるでしょう。

みなさんは、隙間時間を活用できていましたか?

合格に向けてアドバイス

 ここからは、以上の理由を元に、私なりのアドバイスを説明していきます。

・試験勉強を始める時期

呼吸療法認定士の申し込みは4月頃ですが、受けることが決まっているのであれば、前もって勉強を始めておきましょう。

始める時期は3~4月がオススメです。

この時期になると、各会社から最新版の問題集が販売されるからです。

問題集を用いることで、講習会テキストが届いていなくても勉強を始めることができます。

ここで重要なのが、どのような問題集を購入するべきなのか、ということです。

 

・問題集の選び方

先ほどお伝えしたとおり解説がしっかりとしていて分かりやすい問題集を購入するべきです。

その理由として、

・『なぜこの選択肢が正解または誤りであるのか』を理解できる

・『解く過程』を知ることができる

があります。

問題集で勉強するにおいて重要なのは、ひたすら数を解くことではありません。

答え合わせをして、正誤の理由と、解く過程を知ることです。

実際の試験で問題集と同じ問題が出題されることはあまりありません。

特に、計算問題や状況設定問題は、型にはまらないことが多く、自分の知識を総動員して解くことになるでしょう。

ここで、オススメする問題集は、当社の『呼吸療法認定士受験必修再現過去問集』です。

https://www.astick0115.com/course/course_kn/

この問題集には、選択肢ごとに解説がついており、さらに内容も分かりやすいため理解がしやすいです。

計算問題や状況設定問題には、途中式や解く過程などがしっかりと説明されているので応用問題の対策にもなります。

さらに、当社ではeラーニング講座も販売しており、こちらでは分野ごとに1から勉強できるため、基礎から学びたい方にピッタリです。

呼吸療法認定士eラーニングの合格率

これらの教材を用いた効率の良い勉強法をご紹介していますので、ぜひご覧ください。

https://astick0115.com/wp_blog/?p=1258

 

・隙間時間の確保

勉強量を増やすには、隙間時間の活用が不可欠です。

どこでも勉強できるように、自分のノートなど持ち運んでおきましょう。

ここでの重要な点として、『一発で理解しようとじっくり読む』のではなく、『素早く読むことを習慣的に繰り返す』ことです。

前者が良くない理由として、

・外出先であり、自宅と違って集中できない場面であることが多い

・数分程度の時間しか取れない場面では、中途半端なところまでしか勉強できない

があります。

これに比べて素早くかつざっくりと勉強する方法は、そこまで集中せずに気軽に勉強でき、目標とする分量をしっかり行える方法といえます。

よって、モチベーションも保つことができ、持続することができるでしょう。

先ほど紹介しました、当社の『呼吸療法認定士受験必修再現過去問集』は、アプリ版が付属しています。

何も持ち歩かなくてもスマホがあれば勉強できるため、オススメです。

 

 

最後に

ここまで、呼吸療法認定士試験の難易度や合格に向けた具体的なアドバイスをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

講習会参加の獲得ポイントや認定講習会受講による受験資格は数年間の期限がありますので、来年もチャンスはあります。

自分の勉強方法を見直して、諦めずにチャレンジしていきましょう!

 

 

 

 

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