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グループホームのイメージ
グループホームって実際に行ったことをありますか?
行ったことのない方は、どのようなイメージをもっていますか?
グループホームは、認知症の人が入所できる施設でしょ?
その通りです。ですが、認知症の家族はグループホームに入居させたくないという方がとても多いように思います。
理由を聞くと、
「グループホームに入れるのは可哀そう。」
「1回入ると、出られない」
「閉鎖的な空間がする」といったように、良いイメージを持っていない方がたくさんいるようなので、この誤解を解くためにグループホームについてお話していこうと思います。
認知症ケアのプロフェッショナルによる工夫がたくさん
私がグループホームで出会う認知症の方は、とても楽しく生活している方ばかりです。
確かに、入所してすぐは「家に帰らせて!こんなところに入れて!」と怒っています。
ですが、生活していくことで、グループホームが自宅だと思い、そして介護者に対しても自分のお世話をしてくれる人と理解していきます。
グループホームで働いている介護者の方は、認知症という疾患に対してとても理解があり、そして対応方法も工夫をされています。ですので、入所者自身もグループホームに慣れてくるととても居心地の良い場所に思うのです。
グループホームに入所されている方のADLは様々で、独歩でトイレなども自立されている方から移乗も食事も全介助という方もいます。指示のもと動けるという方は、一緒に食事を作ったり、お掃除や洗濯を行ったり、やりがいを感じることが出来ます。
グループホームは自宅に近い場所
グループホームのモットーは、「自宅により近い環境」ということなので、朝・昼・夜のすべてを施設内で作っています。ですので、時間になれば、ご飯の作っている匂いが部屋中に充満します。これが、みなさんが思っている以上にとても大切なことで、生活していることを実感することができます。
自宅で、ご飯の匂いがしてきたら「きょうの匂いはカレーかな?」とか「もうすぐできるころだな」「お、晩御飯の時間かな」と思いますよね。私たちは特別意識をせず生活を送っていますが、生活していくうえで「五感で感じる」ことはとても大切な刺激です。
また、季節ごとのイベントも行っており、春には公園にお花見をしに行ったり、誕生日にはケーキを作ってお祝いしたりといったように、様々なことをしています。
グループホームに対してマイナスのイメージしかお持ちでない方は、ぜひ見学に行ってみてください。そして、同じようにマイナスのイメージを持っている認知症の方やその家族に対してそうではないということを、伝えてほしいと思います。
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