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透析技術認定士とは
資格概要
透析技術認定士とは、透析療法合同専門員会(日本腎臓学会・日本泌尿器科学会・日本人工臓器学会・日本移植学会・日本透析医学会)が認定した、透析に関する基礎的な技術と知識が求められる資格です。
🔗透析技術認定士について|公益財団法人 医療機器センターHP
https://www.jaame.or.jp/tousek
受験資格
受験資格は下記を満たすことです。
- 次のいずれかの資格を有し、該当する各資格における透析療法についての実務経験年数(透析業務経験年数)を満たしている
臨床工学技士及び看護師:経験2年以上
准看護師:高3年以上、中卒で経験4年以上の方
- eラーニングを受講した者
- 5年ごとの更新
透析技術認定士になるための学びとは
透析患者や腎不全の患者さんは、食事・水分・服薬といった自己管理を行いながら、透析治療を生活に取り入れて過ごすことになります。
透析は血液透析や腹膜透析など、体の状態や本人の意思などにより様々な方法があります。
血液浄化に関する知識や手技、透析でよく使用される薬、感染対策、安全対策、腎不全の病態や合併症、栄養管理、透析看護の基本の知識などをテキストやe-ラーニングで学び、透析の基本的な知識を習得することができます。
透析の知識はあらゆる場面で活用できる
専門の知識が必要な透析のケア
よく医療や介護の現場では、「透析患者の治療や看護についてよくわからないので、難しい」と話される方がいらっしゃいます。
腎不全のために様々な制約があるため、治療や投薬一つでも、腎機能悪化による副作用が出ないかを考える必要があります。
患者さんやご家族に多くの自己管理の知識や技術を指導する場面が多いことも挙げられると思います。
様々な領域に透析患者さんはいる
日本の透析患者さんは全国に約34万人、また慢性腎臓病の患者は1,330万人(成人の8人に1人)いると言われています。
病院や介護施設、在宅の領域にも多くの患者さんが透析や腎不全の治療を受けながら生活を送っています。
その中で透析についての知識があると、ケアを有効に活用することができます。
特に透析患者さんとの関わりが少ないスタッフにとっては、透析の知識があるスタッフに相談ができるととても心強いものとなります。
透析技術認定士を目指している人が、もっと知見を深めるためのおすすめの資格
オススメの資格①-終末期ケア専門士
最近では、腎代替療法(血液透析や腹膜透析)をせずに保存的腎臓療法(CKM)を選択する患者さんが増加してきています。
また高齢や合併症により維持透析の継続が困難になり、透析条件や回数、時間などを調整する、あるいは透析治療をせずに保存的治療で経過し、そのまま終末期を迎えるという事例も見られます。
腎不全の終末期は透析治療によって症状が緩和されることもあり、透析治療の見送りをするかどうか、意思決定が困難な場合があります。
また腎不全ではさまざまな緩和目的で使用されるオピオイドの種類や量に制限があるため、倦怠感や疼痛コントロールが難しいこともあります。
そういった透析患者さんやCKMの終末期を始め、様々な疾患の終末期のケアについて学ぶことができます。
オススメの資格②-在宅看護指導士
訪問看護の分野では様々な疾患とともにサービスを受けながら過ごされている方が多くいらっしゃいます。
透析患者さんでは、在宅血液透析、腹膜透析など在宅での自己管理、治療を行いながら生活されている患者さんがいます。
実際に訪問して治療介助を行うと医療保険の加算対象となります。
また施設での維持透析を行っている方では、糖尿病腎症の方の体調管理や、ASO(慢性閉塞性動脈硬化症)の処置介助など透析治療をよく知っている透析技術認定士だからこそ、患者さんの在宅での生活をケアすることができます。
透析技術認定士をさらに活躍させることができる資格にも、ぜひ挑戦してください!
アステッキホールディングス株式会社は、
・透析技術認定士
・終末期ケア専門士
・在宅看護指導士
の試験対策教材を販売しております。
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