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日本糖尿病療養指導士とは
資格概要
日本糖尿病療養指導士とは、糖尿病に高度でかつ幅広い専門知識を持ち、患者の糖尿病セルフケアを支援し、糖尿病治療に大切な自己管理(療養)を患者に指導することができる資格です。
日本糖尿病療養指導士認定機構が主催する認定試験に合格することで取得できます。
受験資格
下記3点の条件を満たすと、受験することができます。
- 看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士のいずれかの資格を有する
- 条件を全て満たしている医療施設において、過去10年以内に2年以上糖尿病患者の療養指導業務に従事しているかつこの間に通算1,000時間以上糖尿病患者の療養指導を行った経験がある
- 指定の講座を受ける
日本糖尿病療養指導士は糖尿病に必要な自己管理を支える
増え続ける糖尿病
日本では糖尿病は予備軍を合わせると国民の6人に1人が罹患しているといわれている国民病です。
糖尿病は様々な要因で発症しますが、いわゆる生活習慣の悪化が原因で発症する2型糖尿病が最も増加傾向をたどっています。
近年の欧米化に伴う高脂肪食や過食、運動不足、ストレス、肥満などの生活習慣、そして環境因子や遺伝因子も加わることで発症します。糖尿病の初期は自覚症状があまりないため、健康診断などで高血糖や尿糖の指摘を受けても、受診の継続や生活習慣の改善を継続させることが滞ってしまうことがよく見られます。
また様々な自覚症状が出現し、気づいたときにはすでに症状がかなり進んでしまっているということもよく起こります。
糖尿病患者さんに必要なケアのプロとして
糖尿病は3大合併症である、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性神経障害が出現すると合併症による健康状態の悪化や日常生活が困難になってしまうリスクを伴います。
糖尿病は①生活習慣の改善と維持②受診行動③服薬・投薬といった自己管理が治療の中心となります。患者さんが継続して行うには、「個人の状況に合わせた療養指導を行い、自己管理を支援してくれる人」がかかせません。糖尿病療養指導士はそのケアのプロフェッショナルといえます。
糖尿病が基礎疾患にある患者さんは、あらゆる看護・介護領域で出あうため、ニーズの高い資格といえるでしょう。
日本糖尿病療養指導士を目指す方にさらにオススメの資格
オススメの資格①-在宅看護指導士
在宅領域で看護の学びを極めたい方にオススメの資格です。
糖尿病患者さんは合併症や疾患などで入院治療をされていない場合は、ほとんどが在宅や施設で過ごされている方が多くいらっしゃいます。糖尿病の自己管理を継続して行うには、患者さん自身が持っている力やリソースを駆使することと、その療養を支援してくれる人がかかせません。適切な自己管理は合併症の予防や進行を防ぐことができ、QOLの向上に繋がります。
訪問看護では、在宅での体調管理や異常の早期発見はもちろんのこと、服薬やインスリン注射、食事管理、運動などその人にあった自己管理の方法を患者さんと見つけながら支援することが主な看護となっていきます。つまり、今後、糖尿病のケアを行う上で在宅医療での活用の場面は多く、在宅医療領域いおいて糖尿病ケアの知識とスキルが必要とされているということが言えます。そういった点から、認知症ケアを自宅医療領域・訪問看護領域で活かしたい方に「在宅看護指導士」はオススメの資格だと考えます。
また、介護保険サービスなど地域のネットワークを利用し、地域連携を行いながら糖尿病の悪化予防と在宅での生活がスムーズにおこなえるようにテキストでは糖尿病のケアについても詳しく学ぶことができるようになっています。
オススメの資格②-終末期ケア専門士
糖尿病は罹患すると一生血糖コントロールを継続していく必要があります。
また糖尿病合併症を抱えていた場合や、さまざまな感染を起こすことで危篤な症状になることもあります。そのような際には身体的・精神的・社会的・スピリチュアル的にも苦痛を伴う症状が起こる場合があります。糖尿病の患者さんが積極的な治療から終末期のケアに方向転換を行ったときには、痛みや症状、こころのケア、家族のケアが欠かせません。
ではそんな時、どんなケアをすればいいのか、声掛けをすればいいのか。
終末期ケア専門士では、そういった糖尿病患者さんのケアでよく遭遇する「終末期のケア」について、学ぶことができます。糖尿病患者さんの終末期に関するケアを幅広い視点から学ぶことができる終末ケア専門士での学びをオススメします。
さいごに
在宅や終末期における領域で活躍できる、認知症のプロが生まれることを応援しています!
アステッキホールディングス株式会社は、
・日本糖尿病療養指導士
・在宅看護指導士
・終末期ケア専門士
の試験対策教材を販売しております。
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