心不全療養指導士を目指す方に!あなたの専門領域でチャレンジしてもらいたい資格

目次

心不全療養指導士とは?

「病院から地域そして在宅」とすべての領域で活躍できる

心不全療養指導士とは、日本循環器学会認定する医療職者の資格です。

質の高い心不全治療に対する療養指導を通して、病院から在宅、地域医療まで幅広くサポートするプロフェッショナルを目指した資格です。

 

受験資格

  1. 医師以外のコメディカル(看護師、保健師、理学療法士、作業療法士、薬剤師、管理栄養士、公認心理士、臨床工学技士、歯科衛生士、社会福祉士の国家資格を持っていること
  2. 日本循環器学会の会員であること
  3. 現在、心不全療養指導に従事していること
  4. 受験者用eラーニング講習を受講し、修了証を取得していること
  5. 症例報告書5例を提出していること

この条件を満たすことで試験を受験できます。

 

「心不全」を持つ患者さんはがんの患者さんより多い!

近年、生活習慣病などの増加による虚血性心疾患の増加や高齢化によって心不全の患者さんは急激に増加しています。

現在日本人の死亡原因は1位 悪性新生物/2位 心疾患/3位 老衰となっています。実は心不全の罹患者数は全国で120万人とがん患者数100万人よりも多いのです。

 

心不全とは

なんらかの心臓機能障害、すなわち、心臓に器質的および/あるいは機能的異常が生じて心ポンプ機能の代償機転が破綻した結果、呼吸困難・倦怠感や浮腫が出現し、それに伴い運動耐容能が低下する臨床症候群

とガイドラインで定義されています。

心不全の患者さんはさまざまな心疾患だけが原因で症状が出ているのではなく、高血圧や不整脈、基礎疾患(糖尿病や腎臓病、慢性閉塞性肺疾患など)がバックボーンに多く存在しています。

ですから、多くの高齢の患者さんが心不全を抱えていることがわかります。

呼吸が苦しそうな男性のイラスト

心不全悪化の連鎖を止める取り組み

心不全は悪化を繰り返しやすい

心不全は基礎疾患の悪化や感染症、貧血、自己管理不足などですぐに悪化しやすく、入退院を繰り返す患者さんが多くいらっしゃいます。

最近では、症状がなるべく安定した状態で地域や在宅で安心して生活できるように、地域全体で心不全患者さんを診る心不全地域連携パスに取り組む病院が徐々に増加してきました。

負の連鎖を止めるために

地域連携パスでは急性期病院、慢性期/回復期リハビリ病院そしてかかりつけ医や在宅医、訪問看護ステーション、心不全手帳の利用、地域の心不全教室など地域のネットワークとして心不全の悪化予防、早期治療に取り組んでいるのです。

心不全療養指導士はどの領域においても、必要とされる存在です。

病棟、在宅、訪問看護など、様々な領域で活かせる心不全療養指導士の知識

「心不全療養指導士」にオススメの資格

心不全の知識をさらに活かすには

このように心不全を抱えている患者さんはどの領域にも必ずいらっしゃいます。

いろんな場で活躍できる心不全療養指導士の方にぜひ一緒に学んで取得していただきたい資格を紹介いたします。

オススメの資格①-急性期ケア専門士

「命のバトンをなめらかに引き継ぐ」をコンセプトに、あらゆる急変場面で起こる知識やケアをスペシャリストの視点から学ぶことができます。

急変にいち早く気づき、対応できるためには心不全症状だけでなく、他の疾患も含め全身のアセスメントが必要になります。

より広い視点から患者さんを看ることができるように学ぶことができます。

リンクボタン_急性期ケア専門士について|日本急性期ケア協会HP

オススメの資格②-在宅看護指導士

在宅領域で看護の学びを極めたい方にオススメです。

前述したように在宅領域には多くの心不全患者さんが存在しています

在宅での体調管理、異常の早期発見、服薬や食事、水分管理が心不全の悪化を防ぐことができるのは、訪問看護ステーションの役割となっています。

心不全のケアだけでなく、在宅領域でよく見られる、かつ心不全に深い関係のある疾患も学ぶことができます。

リンクボタン_在宅看護指導士とは|全国在宅医療マネジメント協会HP

さいごに

心不全療養指導士を目指しておられる皆さん、ぜひ幅広い領域で資格が活用できるように、紹介した資格での学びをおすすめします!

 

アステッキホールディングス株式会社は、

・終末期ケア専門士

・在宅看護指導士

の試験対策教材を販売しております。

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