心電図検定受検者にオススメ!心電図の知識を活かせる資格3選!

目次

心電図検定ってどんな試験?

心電図検定とは、日本不整脈心電学会が主催する心電図の判読を問う検定です。

難易度に応じて1級、2級、3級、4級に分かれており、毎年1万人以上の方が受検する医療業界でも人気のある資格試験です。

また、心電図検定に受験資格はなく、心電図に興味がある方ならどなたでも受検することが可能となっています。

 

心電図の判読能力は急性期領域で活かせる

急変による心肺停止の原因で多い心原性

医療従事者であれば、患者さんの急変の現場に遭遇する可能性は大いにあります。

そして、急変による心肺停止の原因として特に多いのが心原性です。

 

このときCPRや除細動の有無を判断し、迅速に次の行動に移るために心肺停止時の心電図波形の判読はかなり重要となります。

なかでも心室細動(VF)は何もしないと救命処理が1分遅れるごとに7~10%も低下していくと言われています。

VFによる突然の心停止における生存率と卒倒から除細動までの時間との関係|出典:AHA ACLS 2020プロバイダーマニュアル日本語版p121

迅速に効果的な一次救命処置(BLS)を行うために、心電図波形の判読は必ずできるようになっておきたいものです。

心電図の判読によって致死性不整脈の可能性を常に考える

急性期領域において、心室細動(VF)に移行しやすいといわれる疾患を理解しておくことも重要となります。

  •  虚血性心疾患(急性心筋梗塞)
  • 心筋症
  •  QT延長症候群
  • ブルガダ症候群 など

これらの疾患には特徴的な心電図所見がみられることがあります。

急性心筋梗塞に特徴的な心電図所見であるST上昇や鏡像変化、QT延長症候群に特徴的なQT間隔の延長など・・・

 

このような心電図所見がわかると、致死性不整脈の発症を予防もしくは発症時に迅速な対応するための手助けとなります。

心電図検定受検者にオススメしたい資格

心電図検定受検者にオススメしたい資格①-急性期ケア専門士

急性期ケア専門士とは、一般社団法人日本急性期ケア協会が主催する急性期ケア・急変対応におけるスペシャリストです。

状態変化の兆候をいち早く察知し、アセスメントから初期対応、医師への報告など急性期におけるケアの実践を行えることを目指しています。

看護師や臨床検査技師など幅広い職種の方が受験できる資格で、2023年度に第1回目の試験が行われた今注目の資格です。

2023年には認定バッジも完成し、認定登録されたら貰えるとのことです。

リンクボタン_急性期ケア専門士とは|日本急性期ケア協会HP

心電図検定受検者にオススメしたい資格②-心不全療養指導士

心不全療養指導士とは、日本循環器学会が主催する資格です。

心不全の発症・重症化予防のための療養指導に従事する医療専門職に必要な基本的知識および技能など資質の向上を図ることを目的として資格です。

リンクボタン_心不全療養指導士とは|日本循環器学会

心電図検定受検者にオススメしたい資格③-呼吸療法認定士

呼吸療法認定士とは、それぞれの職種において呼吸療法を習熟し、呼吸管理を行う医療チームの構成要員を養成し、そのレベルの向上を図ることなどを目的としています。

急性期領域において、必要な治療を受けられるように呼吸療法に関する専門的な知識・技術を持つ「呼吸療法認定士」のニーズは高く、今後の活躍が期待されている資格です。

リンクボタン_呼吸療法認定士とは|公益財団法人医療機器センター

最後に

アステッキホールディングス株式会社は、急性期領域などで活かせる心電図判読能力のプロが生まれることを応援しています。

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