救急看護師におすすめの資格5選|急性期医療のスペシャリストを目指す!

目次

救急外来やICUなど、急性期医療の最前線で働く看護師には、瞬時の判断力と確かな技術が求められます。
日々の経験だけではなく、体系的に学べる「資格・研修」を取得することで、現場での対応力やキャリアの幅が大きく広がります。

この記事では、救急看護師におすすめの資格・研修を5つ紹介します。
基礎から高度救命、災害対応、そしてキャリア形成につながる資格まで幅広く解説します。

1. 急性期ケア専門士(Acute Care Specialist)|救急+急性期の新定番資格

急性期ケア専門士とは?

急性期ケア専門士は、急性期医療における看護師の専門性を公式に認定する資格です。
救急・ICU・HCU・手術室など、多職種と連携する実践的知識を幅広く評価します。

学べる内容

  • 循環・呼吸・代謝などの病態生理

  • 合併症予防・早期離床・看護技術

  • チーム医療・教育・マネジメント

  • 倫理・研究・リーダーシップ

特徴とおすすめポイント

  • 主催:一般社団法人日本急性期ケア協会

  • 応募条件:該当資格の実務経験2年以上

  • 試験範囲:急変対応、アセスメント、災害時対応、リーダーシップなど

  • 難易度:やや高いが現場評価が高い

💬 おすすめポイント:
「救急+急性期」を網羅する資格。
現場力だけでなく、教育・マネジメント・研究力も評価され、次世代のリーダー看護師を目指す方に最適です。

公式HPはこちら

認定資格について

2. BLS(Basic Life Support)|一次救命処置の基本を学ぶ

BLSとは?

BLSは「一次救命処置」を意味し、心停止や呼吸停止などの緊急時に行う最初の対応を学ぶ資格です。
救急医療の基礎であり、全ての医療従事者が身につけておくべきスキルです。

学べる内容

  • 胸骨圧迫と人工呼吸

  • AED(自動体外式除細動器)の使用

  • 窒息対応・救急隊への引き継ぎ

  • チームでの蘇生対応(チームBLS)

取得のポイント

  • 主催:AHA(アメリカ心臓協会)および日本ACLS協会

  • 所要時間:1日

  • 終了証としてBLSプロバイダーカード(有効期限2年)が付与

BLSは「命を救うための最初の一歩」。
新人ナースや救急外来勤務を目指す看護師にとって必修ともいえる研修です。

公式HPはこちら

BLSプロバイダーコース

3. ACLS(Advanced Cardiovascular Life Support)|“助けた命をつなぐ”二次救命

ACLSとは?

ACLSはBLSの上位資格で、心停止、心拍再開直後、徐脈/頻拍、脳卒中、および急性冠症候群の認識・治療における技術などを学びます。
医師と連携して治療を進める現場で役立つスキルが身につきます。

学べる内容

  • 不整脈や心停止への対応

  • 救命薬剤の投与(アドレナリン・アミオダロンなど)

  • 除細動・気道確保の技術

  • チーム蘇生のリーダーシップ

取得のポイント

  • 主催:AHA(アメリカ心臓協会)および日本ACLS協会

  • 所要時間:2日間

  • 有効期間:2年間

ER・ICU・CCUなどで勤務する看護師に最適。
ACLSを修了していると、看護師としての信頼性とリーダーシップ評価が高まります。

公式HPはこちら

ACLSプロバイダーコース

4. DMAT(Disaster Medical Assistance Team)|災害医療の最前線で活躍する

DMATとは?

DMATは、災害時や大規模事故時に現地で活動する専門医療チームです。
厳密には「資格」ではなく厚労省の研修・登録制度であり、限られた資源の中で命を救う判断力が問われます。

活動内容

  • 被災地でのトリアージと応急処置

  • 医療拠点の設営と運営

  • 救護所・搬送支援・通信確保

  • チーム医療・リーダーシップ訓練

取得のポイント

  • 主催:厚生労働省(DMAT事務局)

  • 条件:DMAT指定医療機関に所属、実務経験2年以上

  • 研修:座学+シミュレーション訓練

  • 特徴:国家規模の医療派遣に携われる

DMAT隊員は「災害医療のエキスパート」として社会的意義も高く、救命だけでなく公衆衛生の観点でも活躍できます。

公式HPはこちら

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/kenkyu_00004.html

5. 集中ケア認定看護師|重症患者を支える“集中治療のスペシャリスト”

集中ケア認定看護師とは?

ICUや救命救急センターで働く看護師のための資格で、生命維持装置を使用する重症患者の全身管理を学びます。
救急現場でのアセスメント力・判断力・リーダーシップが身につきます。

学べる内容

  • 人工呼吸器・循環補助装置(ECMOなど)の管理

  • 意識障害・多臓器不全患者の看護

  • 医療安全・倫理的判断・家族支援

  • チームマネジメント・教育スキル

特徴

  • 主催:日本看護協会

  • 難易度:中級〜上級(実務経験重視)

公式HPはこちら

https://www.nurse.or.jp/nursing/qualification/vision/cn/index.html

資格の取得はスキルアップにおすすめ!

救急外来やICUで求められる即応力は、体系的な学びで大きく伸ばせます。自分の配属・役割・将来像に合わせて段階的に資格を選び、公式サイトで最新の受講要件・日程を確認しながら計画的にスキルを積み上げていきましょう。

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